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「プログラミング」は、幅の広さと奥深さが入り乱れ、なんとも摩訶不思議な世界である。 プログラマー・エンジニアを目指す人々には、きちんとプログラミングを学んでもらいたい。そのために、この書籍をお勧めしたい。 それがFrederick P. Brooks著「 The Mythical Man Month 」である。本書からコンピュータの世界が始まると言っても過言ではない 、と私は思う。 コンピュータというツールを使い、大規模ソフトウェア開発における管理運営の重要性が本書の中に修められている。翻訳本は「 人月の神話 」(邦題は原著の直訳)がピアソンエジュケーションより出版されている。 プログラマ・エンジニアを目指す人たちは、まずは何はともあれ、とりあえずこの本をそばに置いて おくべきである。今わからなくてもいずれ分かる時が来る。読まなければならない時が、ある日突然くる。そのときのために手に届くところに一冊おいて置いてほしい。 教科書として名高い名著の著者の中で、私の知るプログラミングの大家で幅広い支持を受けている人物と言えば、 Knuth/Kernighan/Aho/Ullman/Plauger/Weinberg/Wirth/Bentley/Sedgewick だろう(おまけでJ.E.HopcroftとBertrand Meyerも挙げておこう)。この著者たちの作品は実によく売れている。 この著者たちの書の中で、はじめの一歩として取り上げたいのが、アスキー「 文芸的プログラミング 」(原書:CSLI「 Literate Programming 」by Donald E.Knuth)である。 技術書的解説書としては、共立出版「 プログラム書法第2版 」(原書:B.W.Kernighen & P.J.Plauger「 The Elements of Programming style 」)が優れたプログラムの書き方を伝授してくれる。 姉妹編が「 ソフトウェア作法 」(原書:「 Softwar Tools 」)として出版されていて解説書として必修本である。「プログラム書法」には、FORTRANやPL/Iで書いた例題集が掲載されている。 実務書としてオススメしたいのは、近代科学社「 プログラム改良学 」(原書:「 Writing Efficient Programs 」)。ソフトウェアに不可欠な効率の良いプログラムの書き方について詳しく解説した良書である。 構造的プログラミングの概念をわかり易く解説した近代科学社「 系統的プログラミング入門 」原書はドイツで出版された「 Systematisches Programmieren 」で、ロングセラーになっている。この「系統的プログラミング入門」は、Pascal=Programmingをするために出来た言語PASCALで書かれている。 他にアメリカ計算機学会の機関誌CACMに連載していたコラム「 Programming Pearls 」と「 More Programming Pearls 」は、プログラミングのよりおもしろく、深みのある世界へと誘ってくれる2冊である。 いずれも、近代科学社「 プログラム設計の着想 」と「 プログラマのうちあけ話 」で訳本が出版されている。(ちなみにプログラミングPerlと間違えた出版編集者 もいますので、くれぐれもお待ちがえなく!) ここまでは翻訳本のオススメだが、書き下ろし書のオススメも紹介しておこう。共立出版「 プログラミング言語の新潮流 」と「 新しいプログラミングパラダイム 」(2作とも著者は井田哲雄氏)や プログラミング問題集として「bit」誌に連載していた「 ナノピコ教室 」・「 続ナノピコ教室 」駒木悠二・有澤誠共著編。「ナノピコ教室」は、Pascal・Fortran・C・Lispなどのプログラミングを学べる演習書。自分がどこまで習得したかがわかるようになっている。 2000年2月にピアソンから「 計算機プログラムの構造と解釈 第2版 」(本体価格4.600円)が出版された。この本の原書は,MIT Pressの「 Structure and Interpretation of Computer Programs 2/E 」(by Harold Abelson, Gerald Sussman, Julie Sussmanの共著)なのだが、
“これは10年ほど前にマグロウヒル出版から出た「 プログラムの構造と実行 上巻・下巻 」の改訂版だ”と気がついた方は、かなりの通(ツウ)である。 (2002/12/17更新)
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